犬の僧帽弁閉鎖不全症B2・C|お薬以外に毎日できる管理を獣医師が解説

犬の僧帽弁閉鎖不全症B2・C|お薬以外に毎日できる管理を獣医師が解説
獣医師解説

犬の僧帽弁閉鎖不全症B2・C
お薬以外に毎日できる管理を
獣医師が解説

ステージB2・Cと診断されても、薬以外に毎日できる管理があります。
今日からできることを、獣医師がわかりやすくお伝えします。

もっと早く、気づいてあげればよかった…
そう思いながら、このページを開いた飼い主さんへ。

お薬は飲ませ続けないとダメですか?そして、元気に余命を過ごさせる方法はありますか?

📋

ステージB2・Cとはどういう状態か

● ステージB2

逆流が進み、心臓が大きくなり始めた段階。見た目はまだ元気な子も多いですが、心臓の内部ではすでに負担がかかってキツがり始めた状態です。

● ステージC

咳、呼吸の変化、肺水腫など、症状が出てきた段階。肺水腫で入院しても、退院翌日に再び悪化する子もいます。
「治った」のではなく、一度リセットしただけです。

だから大切なのは、悪化してからあれこれケアを始めるのではなく、悪化しにくい体をつくること。

研究データでは、ステージB2・Cの生存期間中央値は33ヶ月。
※Borgarelli M. et al., JVIM, 2018
※統計的中央値であり個体差があります。

📝

毎日できる管理・4つの基本

1安静時呼吸数を毎日数える

寝ているときの呼吸を1分間数えてください。

呼吸数状態
20〜25回 安定
26〜30回 注意
30回以上 危険・受診を検討

数字が増えてきたときが悪化のサインです。毎日同じ時間に測って記録してください。

2激しい運動を避ける

急な運動は心臓への負担になります。軽い散歩は、主治医と相談しながら続けてください。

3塩分を控え、体重を維持する

塩分の多い食事は体に水分をため込み、心臓への負担が増えます。

体重が急に増えたときも要注意です(水分がたまっているサインのことがあります)。

4体重・食欲の変化を見る

B2・C以降は食欲の低下や体重減少が現れやすくなります。毎日チェックして、変化があれば早めにご相談ください。


🦷

当院がもう一つ重視していること

ここまでは一般的な管理です。
当院ではこれに加えて、歯周病の管理も大切にしています。

歯周病菌から分泌されるLPS(炎症性物質)が血管に入り込むことで、僧帽弁に影響を与えうると当院では考えています。

心臓の余力が少ないB2・C以降の子ほど、歯周病を放置しないことが大切です。

こんな症状はありませんか?
  • 口臭がある
  • 歯ぐきが赤い
  • 歯みがきが続かない

🌿

当院が考えるB2・C以降の3段階ケア

1
ベースフード75|毎日のご飯を見直す
お薬を使う前に、まず食事から整えます。塩分・栄養バランスを調整した食事に切り替えることが、心臓ケアの出発点になります。
2
Ichi+(イチタス)|お口から菌を減らす
舐めるだけで歯周病菌が増えにくい口内環境をつくることができます。
3
はぁとfull|体の中から重ねる
歯周病菌から分泌されるLPS(炎症性物質)を取り除き僧帽弁の働きをサポートする粉末サプリ。ご飯にかけるだけで続けられます。

この3つを重ねることが、当院がB2・C以降の子に提案しているケアです。

🩺
こうした状態をそのままにしていると、毎日LPSが体内に入り続けることになります。

📊

当院が確認していること

当院で「はぁとfull」を継続した子の90%以上で、僧帽弁の厚みが薄くなっています。
他院の獣医師さんが、ご自身の患者さんに「はぁとfull」を勧めてくださっており、そういった飼い主さんからのご連絡をたびたびいただいています。

※当院受診および「はぁとfull」を継続使用した症例における院内データです。すべての子に同様の結果を保証するものではありません。


📝

まとめ

B2・C以降の子に大切なこと

  • ステージB2・C以降でも、薬以外にできる管理がある
  • 安静時呼吸数・食事・体重を毎日記録する
  • 歯周病菌(LPS)が心臓の負担を増やす可能性がある
  • ベースフード75・Ichi+(イチタス)・はぁとfullの3段階が当院の提案
  • ステージCは、あきらめる段階ではなく守り続ける段階
当院からのメッセージ

後悔している分だけ、今日から始めてください。


B2・C以降の子へ
はぁとfull
当院がB2・C以降に提案しているのが、「はぁとfull」です。
ご飯にかけるだけで続けられます。
90%以上の子で、僧帽弁の厚みが薄くなっています。

初回6,970円・送料無料。
はぁとfullの詳細・定期購入はこちら →
🩺
この記事を書いた獣医師
藤本 愛彦 獣医師
ごとふ動物病院 院長 / 心臓病・アレルギー・アトピー専門外来
(福岡市早良区)
犬の循環器疾患・アレルギー・皮膚疾患を専門とし、ステージ別の丁寧な説明と自宅ケア指導を重視した診療を行う。無麻酔歯石除去10年・年間3,600頭以上の実績も持つ。
目次