犬の僧帽弁閉鎖不全症B2・C
お薬以外に毎日できる管理を
獣医師が解説
ステージB2・Cと診断されても、薬以外に毎日できる管理があります。
今日からできることを、獣医師がわかりやすくお伝えします。
もっと早く、気づいてあげればよかった…
そう思いながら、このページを開いた飼い主さんへ。
お薬は飲ませ続けないとダメですか?そして、元気に余命を過ごさせる方法はありますか?
ステージB2・Cとはどういう状態か
逆流が進み、心臓が大きくなり始めた段階。見た目はまだ元気な子も多いですが、心臓の内部ではすでに負担がかかってキツがり始めた状態です。
咳、呼吸の変化、肺水腫など、症状が出てきた段階。肺水腫で入院しても、退院翌日に再び悪化する子もいます。
「治った」のではなく、一度リセットしただけです。
だから大切なのは、悪化してからあれこれケアを始めるのではなく、悪化しにくい体をつくること。
※Borgarelli M. et al., JVIM, 2018
※統計的中央値であり個体差があります。
毎日できる管理・4つの基本
寝ているときの呼吸を1分間数えてください。
| 呼吸数 | 状態 |
|---|---|
| 20〜25回 | 安定 |
| 26〜30回 | 注意 |
| 30回以上 | 危険・受診を検討 |
数字が増えてきたときが悪化のサインです。毎日同じ時間に測って記録してください。
急な運動は心臓への負担になります。軽い散歩は、主治医と相談しながら続けてください。
塩分の多い食事は体に水分をため込み、心臓への負担が増えます。
体重が急に増えたときも要注意です(水分がたまっているサインのことがあります)。
B2・C以降は食欲の低下や体重減少が現れやすくなります。毎日チェックして、変化があれば早めにご相談ください。
当院がもう一つ重視していること
ここまでは一般的な管理です。
当院ではこれに加えて、歯周病の管理も大切にしています。
歯周病菌から分泌されるLPS(炎症性物質)が血管に入り込むことで、僧帽弁に影響を与えうると当院では考えています。
心臓の余力が少ないB2・C以降の子ほど、歯周病を放置しないことが大切です。
- 口臭がある
- 歯ぐきが赤い
- 歯みがきが続かない
当院が考えるB2・C以降の3段階ケア
この3つを重ねることが、当院がB2・C以降の子に提案しているケアです。
当院が確認していること
当院で「はぁとfull」を継続した子の90%以上で、僧帽弁の厚みが薄くなっています。
他院の獣医師さんが、ご自身の患者さんに「はぁとfull」を勧めてくださっており、そういった飼い主さんからのご連絡をたびたびいただいています。
※当院受診および「はぁとfull」を継続使用した症例における院内データです。すべての子に同様の結果を保証するものではありません。
まとめ
B2・C以降の子に大切なこと
- ステージB2・C以降でも、薬以外にできる管理がある
- 安静時呼吸数・食事・体重を毎日記録する
- 歯周病菌(LPS)が心臓の負担を増やす可能性がある
- ベースフード75・Ichi+(イチタス)・はぁとfullの3段階が当院の提案
- ステージCは、あきらめる段階ではなく守り続ける段階
ご飯にかけるだけで続けられます。
90%以上の子で、僧帽弁の厚みが薄くなっています。
初回6,970円・送料無料。
