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愛犬心臓病

(僧帽弁閉鎖不全症)

と診断されたあなたへ

『心臓病です』と告げられた…

そう言われた瞬間、この子との時間が
急に短くなったように感じたかもしれません。

余命はどれくらいあるの?

これからどのように進行するの?

「ラシックス」などお薬はドンドン
増えていくの?

お薬を一生飲み続けるの?

そして大切なのは

今何するか です。

同じ程度の心臓病でも、早め
にケアを始めた子
と、何もしな
かった子
では、数年後にはっ
きり差がでます。

未来は同じではありません。

僧帽弁閉鎖不全症とは

犬の心臓病で最も多いのが、僧帽弁閉鎖不全症(Mitral Valve Diesease / MMVD)です。

心臓の左心房と左心室の間にある「血液を止めるドア(僧帽弁)が、うまく閉まらなくなる病気です。

ドアに隙間ができることで、血液が逆流し、心臓にどんどん負担がかかっていきます。

この病気は、ゆっくりと進んでいくのが特徴です。

でも、「どれくらいの速さで悪くなるか」はその子その子によって全然違います。

知っておきたい「これからの時間」の目安

※Borgarelli M. et al., JVIM, 2018
※統計的中央値であり個体差があります。

無症状期(ステージA・B1)と症状出現後(ステージB2・C・D)では、生存期間中央値に大きな差があることが示されています。

このデータを、わかりやすく整理すると

  • 咳などの症状がない:平均余命 約6年以上
  • 咳などの症状が出始めた:平均余命 約3年弱
  • 咳などの症状が重い:平均余命 約9か月

この数字を見て「短い」と感じましたか?
それとも「まだ時間がある」と感じましたか?
ここで一番お伝えしたいのは、寿命の短さではありません。
「早めに気づいて対策をすれば、寿命寿命を延ばす可能性がぐんと長くなる」ということです。

見落とされやすい『もう1つの原因』

近年注目されているのが『歯周病菌と心臓の関係』

歯周病菌の毒素が僧帽弁閉鎖不全症の原因の1つとして考えられています。

①歯周病菌が「毒」をまき散らす

歯周病菌は、LPS:リポポリサッカライド)という炎症性毒素(エンドトキシン)を出します。

この毒素は、歯ぐきの血管から血液に入り、全身をめぐります。

②LPSによって心臓機能が悪くなる

血管内に入ったLPSは心臓、特に僧帽弁に慢性的な炎症を起こさせ、僧帽弁が厚くなり、閉じにくくなり、僧帽弁閉鎖不全症を起こします。

これが僧帽弁閉鎖不全症の
悪化因子の1つとして考えられています。

これからは「お薬で症状を抑える」だけでなく、歯周病という悪化の発生源を減らすことも重要です。

今から自宅でできること

べトメディン(強心薬)やラシックス(利尿剤)は、肺水腫を防ぐために不可欠です。

しかし、これらのお薬は「いま起きている症状」を抑えるもので、「病気そのものを治したり」、悪化を止める魔法ではありません。

だからこそ
お薬だけに頼り切るのではなく
「お家でのケア」で心臓の負担を減らしてあげることが未来をわける鍵になります。

いま、するべきことは、愛犬の心臓病のステージはどの位置にいるのか客観的にチェックすることから始めてみませんか?

≪要約≫30秒でわかる「このページ」

犬の心臓病で最も多いのが「僧帽弁閉鎖不全症(MMVD)」で、心臓の僧帽弁が変性し閉まりが悪くなることで、血液が逆流し、心臓に負担がかかり続ける進行性の疾患です。

ステージAやB1の時期は比較的長く安定しますが、咳や呼吸の変化が出始めるステージB2やC以降は心負荷が増し、進行が早まります。

近年では、歯周病菌が産生する炎症毒素(LPS:リポポリサッカライド)も悪化因子の一つと考えられており、早期検査と歯周病管理がその後の経過を左右します。

犬の心臓病(僧帽弁閉鎖不全症)で
よくあるご質問

犬の僧帽弁閉鎖不全症とはどんな病気?

心臓の僧帽弁が壊れて血液が逆流する、犬で最も多い心臓病です。完治はしませんが、早期のステージ評価と歯周病管理で、心不全への進行を遅らせることも可能です。

犬の心臓病の平均余命(寿命)は?

発見時のステージによりますが、早期ケアで6年以上の生存も期待できます。

  • 無症状期(ステージA・B1):平均余命6年以上
  • 咳が出始めた時期(ステージB1・C):平均余命約3年
  • 重度心不全期((ステージD):平均余命約9か月

※Borgarelli M. et al., 2018 参照

※定期的な心エコー検査による早期介入が寿命を延ばす鍵です。

ベトメディンやラシックスで心臓病は治る?

治す薬ではなく、心臓の「負担を減らす」ための補助剤です。

これらは心機能を助けたり、肺水腫を防ぐためのお薬であり、壊れた僧帽弁自体を再生させるものではありません。投薬+歯周病の管理をセットで行うことが重要です。

犬の歯周病が心臓病を悪化させるって本当?

本当です。歯周病菌の毒素(LPS)が心臓にダメージを与えます。

歯ぐきから侵入した歯周病菌の内毒素(LPS:Lipopolyaccharide)が血流に乗り、心臓の僧帽弁に慢性的な炎症を引き起こします。口腔ケア(歯磨き)は、心臓を守るための直接的な治療・予防の一環となります。症 #慢性腎臓病 #LPS

犬の歯周病は予防できる?

100%の予防は困難ですが、進行を「遅らせる」ことは可能です。

加齢や遺伝の影響は避けられませんが、「炎症管理(歯周病対策)」と「早期ステージ評価(心臓検査)」を組み合わせることで、心不全へ進むスピードをコントロールし、愛犬の寿命を延ばすことができます。

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