老犬は特に注意!
データで見る
「全身麻酔」の 本当のリスク
「麻酔中」や
「目が覚めるまで」が
安全なら大丈夫、
と思っていませんか?
実は2025年に、アメリカの歯科・口腔外科専門病院で全身麻酔をかけた犬3,210頭を、「退院してから2週間先まで」追跡した初めての研究が発表されました。
その結果から
以下の事実がわかっています。
麻酔から14日以内 に亡くなった犬は
0.37%(270頭に1頭)
愛犬の「無麻酔での歯石取り」なら
福岡市早良区のごとふ動物病院
愛犬の歯石取りについて、動物病院で「全身麻酔が必要です」と言われ、不安で眠れない夜を過ごしていませんか?
12歳のシニア犬だけど、麻酔に耐えられるの?
歯石を取るためだけに、そこまでのリスクを負うべき?
でも、放置すると歯周病で歯が抜けたり、心臓の病気になると言われて怖い……
そうやって悩むのは、あなたが愛犬を家族として本当に大切に想っている証拠です。
この記事では、全身麻酔の本当のリスクと、愛犬の体に負担をかけない無麻酔での歯石取りについて、わかりやすくお話しします。
老犬は特に注意!
データで見る「全身麻酔」のリスク
「麻酔中」や「目が覚めるまで」が安全なら大丈夫、と思っていませんか?
実は2025年に、アメリカの歯科・口腔外科専門病院で全身麻酔をかけた犬3,210頭を、「退院してから2週間先まで」追跡した初めての研究が発表されました。
その結果から、以下の事実が分かっています。
麻酔から14日以内に亡くなった犬の0.37%(およそ270頭に1頭)
年齢が高いシニア犬ほど、その割合が高くなる
対象となったのは、進行した歯周病などで専門病院を紹介された犬たちなので、健康な若い犬が同じ確率で危険というわけではありません。しかし、この数字から目を背けることはできません。
麻酔のリスクは、
目が覚めた瞬間に終わるわけではない。
無事に退院してお家に帰った後の2週間にも、体に静かな負担がかかり続けている子がいる。特に年齢を重ねた子ほどそのリスクは上がるという事実は、飼い主さんが知っておくべき大切なことです。
全身麻酔になる前に。
大切なのは「ひどくなる前の予防」
多くの動物病院では「いかに安全に麻酔をかけるか」を重視します。
もちろんそれも重要ですが、私が26年間の獣医師経験の中でずっと考えてきたのは別のことです。
そもそも、全身麻酔が必要なほどひどい状態になる前に、食い止められないか?
歯石はある日突然できるものではありません。数日放置された「歯垢(プラーク)」が「歯石」になり、それが数ヶ月も積み重なって歯ぐきの奥へ入り込んでいくのです。
雨漏りに例えるなら、全身麻酔での大がかりな処置は「屋根全体が壊れてから大工さんを呼ぶ」ようなもの。
私が提案したいのは、
屋根が少しずれたり壊れたりした時点でサクッと直しておくこまめな「メンテナンス・ケア」です。
「体への負担が少ない」
4つの歯周病ステップケア
屋根が壊れる前に対策をすれば、愛犬を入院させる必要も、大きなリスクを負う必要もありません。
当院で行っている、体に優しい歯石取り(歯周病ケア)をご紹介します。
ステップ ①
無麻酔で歯石を除去する 日帰りOK
すでについてしまったガチガチの歯石は、おうちの歯みがきでは取れません。
当院では、これを全身麻酔をせずに『無麻酔』で取り除きます。
前日からの絶食も、点滴も、術後の入院も不要。トリミングに行くような感覚で、その日のうちに一緒に帰れます。
この8年間で14,237頭のワンちゃんが受けていますが、麻酔にまつわる事故は1件もありません。
ステップ ②
お家での「歯みがき習慣」づくり
歯石を取った後のきれいな状態をキープするには、お家でのケアが必須です。
「うちの子、口を触らせてくれないんです」という飼い主さんも安心してください。
いきなり完璧を目指さず、その子の性格に合わせて「できるところから」一緒に練習していきましょう。
ステップ ③
プロの検診とジェットクリーニング
どんなに頑張って磨いても、歯の裏や歯と歯の隙間には汚れが残りがちです。
そこを1〜6ヶ月に1回、病院のジェットクリーニングでスッキリ落とします。
上手に磨けていれば半年に1回、苦手な子は1ヶ月に1回など、ペースは自由に調整できます。
ステップ ④
再度汚れた所は、改めて無麻酔で処置
定期検診で「ここは日々のケアでは難しい」という部分が見つかれば、そこだけを再度無麻酔で処置します。
一度で完璧にしようとするより、こまめに通って少し良い状態を保つほうが、ワンちゃんの体にはずっと優しいのです。
獣医師からの正直なお願い
「無麻酔がすべてではありません」
ここまで無麻酔のメリットをお話ししましたが、「どんな状態でも絶対に無麻酔でできる」とは言いません。
暴れて安全に処置ができない子
口の中に腫瘍などの疑いがある子
頸椎・腰椎ヘルニアなどの持病がある子
こうしたケースでは、痛みを伴う処置が必要だったり、無理な保定(体勢の維持)が体に大きな負担となったりするため、全身麻酔をかけるのが正解です。
その場合は、飼い主さんにきちんと状況をご説明します。「全身麻酔=絶対悪」ではありません。
ただ、そこまで悪化する前(または重症化する前)に手を打てば、多くの子は麻酔をかけずに済むということです。
10歳を超えてから「全身麻酔をかけて処置するべきか」と悩むより、若いうちからこまめにケアをしておくことが、あの「0.37%(270頭に1頭は亡くなる)」というリスクから愛犬を守る一番の方法です。
愛犬の歯の健康は、
寿命に直結します!
お口の中の炎症は、口だけの問題ではありません。歯周病菌は血管を通って全身に回り、心臓や腎臓に大きな負担をかけます。
口が痛ければ、ご飯も美味しく食べられなくなってしまいます。
歯のケアを見直すことは、「この子とあと何年、元気に一緒にいられるか」という命のお話そのものです。
もし今、「全身麻酔をしてまで歯石を取るべきか」と一人で悩んでいるなら、ぜひ一度ご相談ください。
全身麻酔を「かける・かけない」の二択で思い詰める前に、愛犬のためにまだやれることがあるかもしれません。
愛犬の「無麻酔での歯石取り」なら
福岡市早良区のごとふ動物病院
当院は、愛犬の全身麻酔に不安を抱える飼い主さんのためのデンタルケアにチカラを入れています。
その専門性から、福岡市内のみならず、北九州市、さらには佐賀県、熊本県、大分県、長崎県、山口県など、遠方からも多くのワンちゃんと飼い主さんが来院されています。
病院は、
福岡市営地下鉄「藤崎駅」1番出口のすぐ横、
西鉄バス「藤崎バスターミナル」の目の前
という大変アクセスの良い場所にあります。
お車でご来院の際は、「藤崎中央パーキング(約60台収容)」をご利用ください。
当院はパーキング内の2階にございますので、車を停められたら、そのままエレベーターで2階へお越しいただけます。
全身麻酔での処置に迷われているなら、まずは一度、私たちにご相談ください。
無麻酔での歯石取りや当院のデンタルケアについて、より詳しく知りたい方は、こちら(歯科専門サイト)をご覧ください。
