かゆみが続く子は、同じ「アレルギー・アトピー」に見えても、合うケアが違うことがあります。
- 体をよくかく
- 手足をずっとなめる
- 耳が赤い
- 毛が薄くなってきた
こんな症状が続くと、
「アレルギーかも」
「アトピーかも」
と思いますよね。
実際、犬のアレルギー・アトピーでは、
- かゆみ
- 赤み
- 脱毛
- 外耳炎
- 足先や指の間の炎症
がよく見られます。
でも大切なのは、
「かゆいからこのケア」と決めつけないことです。
同じ「かゆい」でも、肌が乾燥してカサカサしている子と、
肌が脂っぽくてベタベタしている子では、
必要なケアが変わるからです。
つまり、
まずは「カサカサ肌なのか、ベタベタ肌なのか」を見分けることが、
治りやすいケアへの第一歩です。
カサカサ肌タイプの子
こんな特徴がある子です。
- フケが多い
- 毛がパサつく
- 触るとざらざらする
- 乾燥して赤くなりやすい
- 冬や空調で悪化しやすい
このタイプは、
肌のうるおい成分である「脂肪酸」が足りず、皮膚のバリアが弱くなっている状態です。
必要なのは、
- 洗いすぎない
- しっかり保湿ケアをする
- うるおい成分である脂肪酸を補う
ことです。
つまり、肌が乾燥してカサカサしている子には、【うるおいを守る保湿ケア】が必要です。
ベタベタ肌タイプの子
こんな特徴がある子です。
- 体が脂っぽい
- ベタつく
- においがある
- 外耳炎を繰り返す
- 夏や湿気で悪化しやすい
このタイプは、
余分な皮脂や汚れがたまりやすく、荒れやすい状態です。
必要なのは、
- 余分な皮脂をやさしく落とす
- 皮脂が出すぎないように食事を見直す
- 腸を整えて、脂肪酸の働きのバランスを立て直す
ことです。
つまり、肌が脂っぽくてベタベタしている子には、【皮脂をためないケア】が必要です。
がんばっているのに治らない子は、ケアの方向が少し違うことがあります
- ちゃんと洗っている
- ちゃんと保湿している
- ごはんも気をつけている
それなのに良くならない。
そんなときは、その子の肌タイプに合っていない食事やスキンケアになっていることがあります。
たとえば、
- カサカサ肌の子を洗いすぎる
- ベタベタ肌の子にたっぷり保湿をしている
- 足先をなめる子を拭くだけで終えてしまう
こうしたズレがあると、なかなか抜け出せません。
つまり、
一生懸命やっていても、方向が違うと遠回りになるということです。
こんな子は、今すぐ肌タイプを確認した方がうまくいきます
- かゆみが2週間以上続いている
- シャンプーしてもすぐ戻る
- 外耳炎を繰り返す
- フケが多い
- ベタつきやにおいが強い
- 足先をよくなめる
- フードを変えても変化が乏しい
こういう子は、
カサカサ肌なのか、ベタベタ肌なのかを先に整理した方が、ケアが選びやすくなります。
カサカサ肌の子とベタベタ肌の子では、
合うケアが違います。
だからこそ、
まずは愛犬がどちらのタイプなのかを
知ることが近道です。
間違ったケアを続ける前に、
まずは今の状態を整理してみてください。
まずやるべきなのは、ケアを増やすことではなく、
肌タイプを確認して、【適切なケアを行う】ことです。
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当院では、長年の診療経験をもとに、ご自宅で簡単にできる皮膚タイプ診断をご用意しています。
「何となく保湿している」
「何となく洗っている」
そんな状態から抜け出して、その子に合ったケアの入口を見つけやすくなります。
まとめ
犬のアレルギー・アトピー症状には、
- かゆみ
- 赤み
- 脱毛
- 外耳炎
- 足先の炎症
など、いろいろなサインがあります。
でも、本当に大切なのは
「かゆいからこのケア」と決めつけないことです。
同じ「かゆい」でも、
乾燥してかゆい子と
脂っぽくてかゆい子では、
合うケアは違います。
もし今、
頑張っているのに治らない。
ケアしているのに、また戻る。
そんな状態が続いているなら、
見直すべきなのはケアの量ではなく、ケアの内容かもしれません。
だからこそ、
まずはカサカサ肌タイプなのか、
ベタベタ肌タイプなのかを知ることから
始めてみてください。
今のかゆみや赤みに、
何を優先してあげればいいのかが見えやすくなります。
