【獣医師解説】くり返す「かゆみ」から抜け出す2ステップケア

第5章
Dr.藤本式2ステップケア
【獣医師解説】
アポキルを止めると、また「かゆく」なる

その「くり返し」から
抜け出す 2ステップケア

ー 中から治して、外から守る ー
投稿日:2026年10月10日
執筆:ごとふ動物病院 院長 藤本愛彦
獣医師 藤本愛彦
獣医師
藤本 ふじもと 愛彦 よしひこ
ごとふ動物病院 院長/福岡市

臨床歴26年。犬のアレルギー・アトピーの診療件数は約48,000件。 日々、皮膚トラブルに悩む多くのワンちゃんと飼い主さんのご相談に向き合っています。

この記事の内容 (30秒でわかる要約)

かゆみをくり返す子に必要なのは、2つのステップです。

STEP ① 中から治す。
焦げの少ないごはんで、お肌のセメントの材料(脂肪酸)をきちんと届ける。

STEP ② 外から守る。
残った悪いところだけを1〜3日に1回ケアする。

大切なのは、この順番です。

そして、「うちの子の場合は、どうすればいい?」と迷ったら、藤本獣医師にLINEで直接相談できます。ひとりで悩まないでください。

アポキルやステロイドを飲めば
かゆみや赤みは落ち着く。でも…

療法食も、オイルも、お薬も。
毎日のシャンプーも、がんばってきた。

それでも、くり返す。

「この子は、一生このままなのかな」

夜中のカシカシという音を聞きながら、そう思ったことはありませんか?

今回の4つの連載ブログは、そんな飼い主さんのために書いてきました。

この4回の連載で
専門獣医としてお話ししてきたこと

第1章: お薬は、燃えている火を消してくれる。
でも、火元が残っていると、また燃え上がる。

第1章「お薬を止めるとまた痒くなる」を読む >

第2章: お肌は「ブロック塀」。すき間を埋めるセメントが減ると、そこからかゆみが入ってくる。

第2章「愛犬のお肌は『ブロック塀』」を読む >

第3章: セメントの材料は、食事の油。でも、ドライフードの焦げが、その吸収を邪魔している。だから、手作りごはんが一番。

第3章「セメントは何から作られる」を読む >

第4章: 残ったところポイントシャンプーケアで、外から守る。ただし、悪いところだけ。

第4章「残った所だけ、外から守る」を読む >

Dr.藤本式 2ステップ・ケア
STEP① 体の中から治す

まずは、お肌のセメントの材料が、きちんと届く体にします。

焦げの少ないごはんに変えること。

それが、すべてのベースです。

一番は、ゆでる・煮るだけの手作りごはん

でも、栄養のかたよりや、毎日続ける大変さがあります。

方法1 手作りごはんにトッピングするだけ

アレルギー・アトピーを起こしている肌には「手作りごはん」がなぜ良いのか、「ベースフード75」を選ぶべきか、「腸活ふりかけ」を選ぶべきか第3章でくわしくお話ししています。

第3章「セメントは何から作られる」を読む >

Dr.藤本式 2ステップ・ケア
STEP② 体の外から守る

食事で腸の栄養を吸収する入口を治しても、痒みや赤み、湿疹が治らず残ったところは、シャンプー・ケアを行なって、その部分の痒み・赤み・湿疹を鎮めることも大事。

そして

シャンプー・ケアで大事なことは

良いところは、
状態が良いのだから 何もしないのが一番

悪いところ (助けが必要な所)だけを、
集中ケア で弱っている肌を 助けてあげる。

Dr.藤本式のシャンプー・ケアで大事なことは

良いところは、

何もしないことが大事

健康なお肌は余計なケアをしないことが一番です。

悪いところは、

集中ケアで助ける

痒み・赤みがある所を集中的にケアすることが大事

全身をケアするより
必要な所だけケアする方が大切。

アレルギー・アトピーを起こしている肌には 「カサカサ肌タイプ」 と 「ベタベタ肌タイプ」 の2種類の肌タイプがあります。

それぞれの肌タイプの見分け方と、それぞれのお手入れ方法は、第4章でくわしくお話ししています。

第4章「残った所だけ、外から守る」を読む >

アレルギー・アトピーを克服するには
体の中(食事)が、なぜ先なのか?

セメントが足りない、すき間だらけのブロック塀の場合、外からペンキをいくら塗っても、しばらくするとまたはがれてきます。

それは、
お肌のセメントが、足りないままだからです。

シャンプー・ケアは、お肌が整うまでの間、
お肌を守る「ペンキ」の役割。

腸が整い、お肌の状態が整ってくると
悪いところは、だんだん減っていきます。

悪いところが減れば、外からのケアの出番も、自然と少なくなっていきます。

STEP1 中から治す STEP2 外から守る
論より証拠

Dr.藤本式2ステップケアで
実際に変わった子たち

【症例1】

シーズー・5歳

症例1 シーズー・5歳

オメガ3のオイルを足しても良くならなかった子が、焦げの少ないごはんに変えて4か月。

【症例2】

フレンチ・ブル・8歳

症例2 フレンチ・ブル・8歳

口のまわりの赤みが引いて、カキカキすることもほとんどなくなりました。

【症例3】

ウエスティー・3歳

症例3 ウエスティー・3歳

シャンプーケアも始めてから、4ヶ月で痒みが減って、後足の毛が生え揃いました。

ひとりで悩まないで
獣医師 藤本に写真で相談できます

ここまで読んで、
こう思った方もいるかもしれません。

・うちの子は、カサカサ?ベタベタ?
・手作りごはん不安だけど…
・お薬を飲んでいるけど、大丈夫?

ブログで伝えられるのは、
多くの子に当てはまる「基本」までです。

一頭一頭、お肌の状態も、食べているものも、ちがいます。

だから、

LINE写真相談を用意しました。

その子にとってベストなケアをお伝えすることができます。

よくあるご質問

- FAQ -

Q1 今飲んでいるお薬は、やめてもいい?

自己判断ではやめないでください。

自己判断でやめるのは避けてください。お肌が落ち着いてきたら、かかりつけの先生と相談しながら、少しずつ減らしていきましょう。

Q2 食事やシャンプーなど全部そろえないといけませんか?

いいえ!

まずは、「手作りごはん+ベースフード75〈鹿・豚ごはん〉」から始めていただければ大丈夫です。その後、「手作りごはん」しても改善しなかった所だけ、部分ケア用のシャンプーを揃えていただければOKです。

Q3 「手作りごはん」なんて、したことがありません。

大丈夫です。

お肉と野菜をゆでて、「ベースフード75〈鹿と豚のごはん〉」を混ぜるだけ。作れない日は、「ベースフード75」だけでもOKです。

Q4 うちの子「カサカサ肌」なのか、「ベタベタ肌」なのか、わかりません。

LINE写真相談を。

LINEの写真相談なら、獣医師が写真を見てお答えします。まずは1分の肌タイプ診断で、目安を確かめることもできます。

藤本 獣医師から
26年間、
かゆみに悩む子と飼い主さんに
向き合ってきました。
診察室で、
何度も聞いてきた言葉があります。
先生、できることは全部やりました。
でも、そう言う飼い主さんの
ほとんどが
まだ「ドッグフードの中」
だけに答えを探しています。
本当は、手作りごはんが
お肌に一番やさしい。
でも、
毎日完璧に作るのは無理。
だから、
手作りごはんで足りない栄養(ビタミン・ミネラル)を補うフードをつくりました。
完璧じゃなくていい。
あなたが作った料理に、混ぜるだけ。
そこから、
愛犬のお肌の状態は変わり始めます。
ごとふ動物病院 院長/獣医師
藤本愛彦